自然香水を通して「自分の存在」を感じるーー昨日の福島・須賀川での「ブレンド(調香)講座」から


昨日は福島・須賀川で20人の方と「自分のための自然香水ブレンド(調香)講座」を行ってきました。
ありがとうございます。
主催のcf−K‘s therapyの萩原佳代子さん http://cf-ks-therapy.ciao.jp/ と、参加された皆さんに感謝します。


そして、2回のクラスとして、連続して20人の方の、それぞれオリジナルな自然香水を作る体験の中での、
私自身の「気づき」をここに覚え書きしておきたい。



「自然香水ブレンド(調香)講座」としては、「お薦めの基本の8種類の精油」を皆さんにまず体験していただき、
そこからブレンドの「軸になる2種類」の精油を選んで、
さらに様々な精油を加えて、それぞれののブレンドを作っていくという手順で作りました。


とはいえブレンドの最終的な局面では、
私がそれぞれの方と個別に向かい合い・お話をうかがいながら、
ブレンドの個性を作り・調整する作業となります。


2回のクラス各3時間という「ワク」の中でこの作業を連続していると……
私の「問いかけの言葉」も次第に削ぎ落とされ、
シンプルな一言になって行ったのです。


「どんな香りを作りたいですか?」


「今この瞬間、『自分のための、世界で1本だけの自然香水』として、どんな香りを作ってみたいですか???」
――つまり、そういう意味が込められている「問いかけの言葉」です。



この瞬間、「自分は香りに何を求めているのだろう?」
「そもそも、自分って何だろう??」
香りの作り手である皆さんは、自分の内側で思案を深めることになります。
もしかしたらこれは……
チョット困ってしまう「問い」だったかもしれません。


私としては、「作っている最中の香り」と目の前にいるその方から、
直観をフル稼働させて、
その「個性」がさらにハッキリ・充実して、より展開していく方向を感じとろうとします。


その「個性」が「展開する方向」に向けさせてくれる精油を、
準備した50から70種類から選んで、提案し、
ていねいに1滴すつ加えながら、
ブレンドを完成に近づけて行きます。


「やわらかい女性性、同時に自分ならでは独自な色彩を求めている方」には、そうした精油を、
「南国のようにハジケル気分を味わってみたい」方には、
そうした精油の組み合わせを、
例えば調合してブレンドするのです。



正直に言いますと……
これが100%全てうまく出来たか?――
私にはわからない所があります(ゴメンナサイ)。


ですが、複雑・多様に組み合わされたブレンドですから、
時間を経て・熟成する内に、
私たちの思わくを遥かに越えた香りとなる可能性も、
持っているものです。



「どんな香りを作りたいですか?」


「今この瞬間、『自分のための、世界で1本だけの自然香水』として、
どんな香りを作ってみたいですか???」


―――この問いかけは、コーチングにも通じる「問い」であるのに、
私は気づかされました。
自然香水を作るー
気持ちよくなる香りが作れれば、それでイイジャナイーー
そうとも言えますが(苦笑)。


私にとっては、自然香水のブレンド(調香)という行為の中にも、
ひとの「存在の核心」を感じ、さらに展開・成長を促すーー
パーソナル・コーチングと繋がる一面を、発見できたのです。