僕らは屈しない(ガザのための歌)"We will not go down" Song for Gaza



空爆下のガザからの情報を伝えてくれている、
[TUP-Bulletin]のメルマガから、
シンガー・ソング・ライターのマイケル・ハートさんが作ったという歌が、
届きました。
千早さん翻訳の歌詞と文章を転載して、
ご紹介します。


☆☆☆



これを見ていると、涙がとまらない……。


こうして血を流し、
亡くなって行く人達が、
今たしかにいる、ということ。


いろいろな事情はあるだろうけど……
「歌のチカラ」について、
私(=立野"ブン”博一)は、あらためて考えさせられました。


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僕らは屈しない(ガザのための歌)
"We will not go down" Song for Gaza
マイケル・ハート

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目もくらむような白い閃光が
ガザの空を今夜も照らしている
人々は我が身の生死すらわからずに
逃げ場を求めて走る


奴らは戦車や戦闘機でやってきた
すべてを破壊する激しい炎とともに
あとには何も残らない
ただ、煙ったもやの中から湧き上がる声だけが


僕らは屈しない
夜のなかで、闘いもせず
僕らのモスクや家や学校は焼き尽くせても
僕らの魂は決して死なない
僕らは屈しない
今宵、ガザで


女たちや子供たちが
幾夜も幾夜も殺され、虐殺され
その間、遠い異国の「指導者」と呼ばれる人たちは
「誰が悪いのか、誰が正しいのか」と議論している


しかし彼らの無力な言葉は 虚しいだけ
そして爆弾は酸性雨のように降り注いだ
けれど、涙と血と痛みをつらぬいて
煙ったもやの中からの声は まだ聞こえている


僕らは屈しない
夜のなかで、闘いもせず
僕らのモスクや家や学校は焼き尽くせても
僕らの魂は決して死なない
僕らは屈しない
今宵、ガザで


(翻訳・千早/TUP)



●今宵、ガザで すべてを焼き尽くされても(翻訳の千早さんの文章)

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先月なかば、モスリムの友人が「ガザのための歌がある」と
教えてくれました。ロス・アンジェルスのシンガー・ソング・ライター、
マイケル・ハートが作った歌です。


ちょうどその頃、「速報806号 戦時下ガザからの報告」が出る前
それまで「空爆下」だった箇所を「戦時下」に改めることに反対し、
「攻撃されるガザからの報告」にすべきだと提案しました。


だって「戦争」と呼ぶにはあまりに一方的な殺戮だから。
その思いを、マイケルは短い歌詞の中でみごとに表現してくれました。


彼のサイトから、この曲をダウンロードすることができます。
「聞いた方は是非、パレスチナのために活動しているNGO
寄付をしてほしい」と彼は訴えています。


メールに埋もれているマイケルからのOKがやっと来たので、
ここに和訳をお届けします。早く終わってほしいと祈りながら。


千早/TUP翻訳メンバー
May Earth be Filled with Peace and Happiness!

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原文URL:
http://www.michaelheart.com/Song_for_Gaza.html
歌(.mp3)のダウンロードURL:
http://www.michaelheart.com/sfg/downloads/a22685d/dl.php?file=we_will_not_go_down.mp3


※この曲の著作権は、作者であるマイケル・ハートに属します。


※リードを含めた全文を、TUP速報のURL
http://www.egroups.co.jp/group/TUP-ML/
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