ひとりで悩まなくても、よいのです☆「自分らしい幸せな人生」をみつけよう!


「ひとと相談できる」
「相談できる人間関係がある」ということは、とても大切ですね。



とは言っても、「相談できない」
「自分の内面のことを話し出せない」ということも、
あるかもしれません。



……振り返れば、10代の私自身もそうでした。
「ひとに相談する」という選択肢そのものが、
私には無かった……。



個人的な体験を書きますとーー
この夏、父の末期ガンの「看取り」から「葬儀」に至る過程の中で、
本当に多くの「気づき」と、豊かな「学び」がありました。

中でも、父のすぐ下の弟であるM叔父の「存在」に気づかされたことは、
大きな体験でした。



☆☆☆



父の人生の最後の3日間のあいだに、
M叔父は多忙なスケジュールの中、
突然病室に見舞って下さいました。


即座に、父の足の「むくみ」を指で押したり、
腹水の溜まり具合を手の平で触ったり、
父の胸の上に手の平を置いて、
穏やかな声で問いかけたりしていました。



長年、病院長を続けているM叔父にとっては自然な対応であるのでしょうが、
その存在の「あたたかさ」「おおらかさ」「率直さ」は、
これまで出会った医師達にはみられなかったものでした。


(今時は感染症対策の必要もありますし、
エビデンス」を重視するあまり、
検査や機械の「数値」とニラメッコばかりしている医師が多かったですね。)



「目」と「手」と「存在」で、
目の前の方(クライアント)に触れて・コミュニケートすることが、
大切なんですね。
父の弟という近い所に、
「人間のあり方」としてお手本とできる人物(ロール・モデル)が存在していたことに、
私は気づかされたのです。



そしてもしも「10代〜20代の私が、1回でもM叔父に相談していたら?」
と、想像したのです。
……私の人生がまったく違っていたのは間違いないでしょう。
カミナリに打たれたように、身体がビビッと震えました。


「どうやって生きていったら?」と悩み続けていたあの頃に、
この人に相談できたら、
まったく違う私がいたかもしれない。



実際の当時の私には、M叔父にも、父親に対しても、
人生を相談するなんて、発想できなかったのでした。
(現在の自分を「否定」しているわけではありません。
これはこれで良かったし、必然的だったと受け入れています。苦笑)



10代、20代の時に「どうやって生きていったら……」と悩み、
時には「ウツ状態」になったり、「引きこもり状態」となるーー
これは現代においては、ありがちなこと、
むしろ自然なプロセスでさえあると、
私はおもうのです。
(30代、40代……成人の場合でも同様です。)



「不安」があったり「悩み」があっても、自然なんですよ。


でもそれを1人で孤独に抱えなくても、良いのです。



誰かに語り、相談し、
共同で「道を探す」ことの中に、
深く、エッセンシャル(本質的)な「智慧」が湧き出る「泉」が、
あるのではないでしょうか。



私はコーチングを学び始めてから、
これが「恊働で、その方の人生をきり開くアプローチ」であると、わかりました。
私のとってのコーチング、特にパーソナル・コーチングとはーー
「人生や生き方を恊働できりひらく、対話のアプローチ」です。



そこには様々な要素がありますが、
まず、その方の持っている「良い面」「強味」や、
「人生の価値観」をクリアーに明確にします。
人はしばしば、自分の「良い面」や「強味」を、明確にはつかめていないものです。
そして誰でも、人生の中でずっと大切にしてきた「価値観」を、持っているものですね。



自分の「良い面」や「強味」「価値観」をたしかめられれば、
これが「スタートライン」となり、
「自分らしい人生」への道を歩き始めることが出来るでしょう。



言葉にして語り、
誰かに相談し、
恊働で「道」を探し、
人生と人間を洞察するーー


そこから「自分らしい幸せな人生」をみつけられる、のではないでしょうか。


☆☆☆