仕事にとりかかる「ヤル気」が出て来ない時には☆「やる気ハックス」を読む

やる気ハックス

やる気ハックス


仕事にとりかかる「ヤル気」が、今日はどうにも出て来ないナ〜〜。
朝、明るい日光が射して来ても、身体が起きてくれない。


やっと洗濯をして、ベランダに布団を干したら、
「何もやりたくない感」を感じる。
脳が悲鳴をあげているようです。


身体も「重たく」、腰をひきづって歩く。
免疫系のバランスが悪い状態かもしれない。



そんなこんなで、日光欲をしながら……
「やる気ハックス」佐々木省吾著 あき出版
を書棚から取り出して再読し、
「ヤル気/モチベーション」と脳の関係について、洞察することにしました(苦笑)。



私のようなウツ気質を持つ人間にとっては、
自分の「ヤル気/モチベーション」をどうコントロールできるかーー
というのは、大きなテーマのひとつです。


本書によればーー
「ヤル気」というのは「有限のエネルギー」ということです。


「ヤル気」とは、脳内での「神経伝達物質」の分泌や、
「脳のモード」と関連していて、
つまり自分の脳が「ヤル気を出すしくみ」を作り、
「ヤル気を(脳科学)的に正しく活用するコツ」を理解できれば、
前向きに、生産的に仕事にとりかかれるのですね。


脳が「ヤル気」を出す基本条件とはーー
・報酬が見込める
・他人からの賞賛が期待できる
・手順と見通しが明るい(予測できる)
・過去の記憶から楽しめることが明らかである


なるほど〜〜、
「どうしたら自分の脳がヤル気になるか??」
を、メタな視点から見つめ直すのは、なかなか興味深いことです。



著者は
・握力トレーニングでスムーズに仕事に入る
・名言を持ち歩いて(携帯電話等に)、自分を励ます
・自分に送られた「賞賛メール」を読み直す
・唐辛子を食べて脳内物質の分泌を促す
……等沢山のユニークな「ハック」を、本書で提案しています。



私が特に有効カモ? と思ったのは、
ネクスト・アクションを未来の自分に伝達するーー
というハックです。


毎日の作業の中で、急な他の用事の割り込みによって中断され、
本来の作業や業務が進まなくなることは、多いですね。


そうした時に前もって、
携帯やPCから「自分あてのEメール」を送っておく。


・作業再開後、真っ先に何をすベきか?
・それをすべき理由
・最終ゴールは何か?
・ゴール達成までのプロセス
・ゴール達成までにかかる時間の見積もり
等を「みえる化」すると……
ヤル気のペースをダウンさせることなく、
本来の作業に取り組みやすくなります。



自分の「ネクスト・アクション(行動)」を、自分自身にメッセージして、
明確にするというのは、
日常の「ハック」や仕組み作りを越えて、
セルフ・コーチングとしても、とても根本的とおもいます。


今している行動の中にいながら、
常に「ネクスト・アクション」を想像/イメージすることーー
すると、仕事がミッション(天命)につながる「流れ」も、
生まれて来るのではないでしょうか。



「ヤル気」が出ない状態の私が、
「脳とヤル気」についてかんがえる……
これも「ヤル気が出ない」ことのおかげ、
かもしれません(笑)。