おばあちゃんの愛情、子供の頃のポジティブな記憶が甦る物語

約20年振りに実の弟と会って、
私にとって「気づくこと」が、本当に沢山ありました……。
ずっと会ってない肉親と対面することは、
遠い幼児の頃の記憶=インナー・チャイルドを、
あざやかに甦らせるようです。
今回はこの「子供の頃の記憶」について、お伝えさせて下さい。



サンフランシスコの旅で時間に余裕が出来たら……
メタセコイアの巨樹とヨセミテの大岩壁を見に行こう」
と、私は思っていたのです。
そんな話をすると弟は、
「それは、とても良いね〜」と喜んで、
ヨセミテ渓谷には何度も遊びに行ってるというのです。


ここで、私達兄弟の祖母の実家から、
谷川岳の姿がとても美しく望めたことも思い出しました。



谷川岳群馬県新潟県の県境にある山です。
眺める方角によって、山の姿がかなり変化して見える、
面白い山なんですね。
それが群馬県月夜野町の祖母の実家の2階の窓からは、ベストな角度で、
2つの山が連なる美しい双耳峰として、見えました。


4歳、5歳頃の自分が、雪におおわれて白く輝く谷川岳に、
言葉もなく見とれていた記憶があります。
弟がヨセミテ渓谷を好きなのも、
私が穂高八ヶ岳を好きなのも、
おそらくこの谷川岳の記憶が関連している、と思うのです。



そんな母方の祖母の家では、
手打ちうどんに豚肉を入れて食べさせられるのが常でした。
「どうして肉うどんばっかりなんだろう?」と、
子供心に私は思ってました。


後日、普段は豚肉を入れないで食べているとわかり……
質素な暮らしをしている祖母や祖父の、
それが精一杯のもてなしであると、気づかされたのです。
毎年お盆には、
母方の大家族が一軒家に集まり、賑やかにすごしていました。



今から思うと……
母方の祖母は、本当に見返りを求めない「無償の愛情」を私に与えてくれた人です。

自分に確かに「無償の愛情」を与えてくれた人がいた……。


すると、
私の意識の深い所にいる「インナー・チャイルド」が喜んで笑っているのも、
感じられます。



私自身、そしてひとは時々、
「子供の頃に、楽しかった記憶なんてない」
と思う場合もありますが……
こうしてボジティブな子供の頃の記憶を甦らせることが出来ます。



子供の頃の「楽しかった記憶」を思い出すことが、今の自分に元気やエネルギーを与えてくれますよ!!
リラックスした状態の中で、
子供の頃の「うれしかったこと」「夢中になってたこと」
「楽しかったこと」を、思い出すのがお薦めです!!



☆☆☆