「よく生きのびてきたなあ〜」という言葉から☆生き方の探求の旅

「よく生きのびて来ましたね〜」
ーーそう私がつぶやくと、


「立野さんも『生きのびる』という言葉を使うんですね」
ーーと、友人は言いました。


その時、私の内の感情の水面に、
かすかに波紋が立つのが感じられた。



私のコーチングの http://www.unfold.jp/fwd3/coaching
クライアントさんでもあり、
素晴らしく内観するチカラを持っている友人と、
日本酒を呑みながら話していた時のことです。



そうです、私にとっては、「生きのびてきた」としか表現しようが無い。
単に「生きる」「生きた」というより、
思い返せば……
生き続けていることだけで「奇跡的」にも感じる。


私は彼をねぎらうつもりでナニゲにそう言ったのですが、
「生きのびてきた」という言葉が、
私と彼の間で反射してきらめき、響きあっているようだ。


あらためて振り返ると……
(別に懐古しているのではないです)

私にとって『生きのびる』って、どうことだったか???
ーーと思い返す。



30代前半の頃の私には、
「生」よりも「死」の方がはるかに身近だった。


1ケ月先に自分が何をしているかなんて、全く考えられない。
通勤用定期を買えなくなっている自分がいた。
1日中脳内では何百回も「自殺」という言葉がループしている。
目の前の本棚が崩れてくるのを幻視して、
部屋で横になっていると、
天井の板の模様が揺らいで動いて、怖くなった。



そんな私が、いくつもの「内面の嵐」を乗り越えて来ました……



今はニコニコして、毎日を忙しくすごしている。
自分のこれからの「生」を計画するのに、
イデアや夢が湧き出て来て、とまらない状態。



ただどうしてか……
「生きのびてきたな〜〜」と言わずにはおれない、
かすかな「残香」が漂っているのかもしれない。
彼はそれをかぎとっているようだ。



彼の好きな言葉として、ゲーテの「ファウスト」から、


「人は努力する限り、迷うものである」


ーーという言葉を教えていただく。




「努力」というか「生き方の探求の旅」をする時、
人は不可避的に「迷い」の渦中に入って行くのです。
つまりゲーテも、
「迷い」を根本的・全面的に肯定している。



そして「生き方の探求の旅」は、1人で孤独に行わなくてイイ。
ゲーテのように、
友人のように、
私のように、
無数の探求者がそれぞれのカヌーを漕いでいるんだ。


この「響き合い」と一緒に、
迷いの嵐の向こう側へ、
「生」の光の側へ、
やがて突き抜けることが出来ますよ。



☆☆☆


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