【お薦め】「クラウド『超』仕事法」野口悠紀雄著☆アナログ手帳とデ

【お薦め】「クラウド『超』仕事法」野口悠紀雄著☆アナログ手帳とデジタルの連携

クラウド「超」仕事法 スマートフォンを制する者が、未来を制する

クラウド「超」仕事法 スマートフォンを制する者が、未来を制する

「もっと創造的に、もっと楽しく、
……自分の仕事を作っていけるハズ」


そんな風に私は想い続けていまして、
アナログ(=手書き手帳)と、デジタル(スマートフォンクラウド)の連携の可能性を、研究しています。


そして、「『超』整理法」で有名な野口悠紀雄さんの
クラウド『超』仕事法」講談社刊がやっと昨日届いて、
ほぼ半日で読み終えました!


手帳術やクラウド・コンピューティングについての本は沢山出ていてますが、
さすがに野口さんの著作は、思考の基盤がしっかりとあって、
類書と根本的に違っているので興味深いです。
コーチングや潜在能力開発にも関連しているので、
ここでもお薦めさせて下さい。



まず基本的スタンスが、「使う人中心」の視点から発想されています。
Gメール等のクラウドや、iPhone等のスマートフォンの活用法があちこちで話題になってますが、
実はこれは、人それぞれの仕事の内容やスタイルで随分異なっています。
役立つ人もいれば、そうでない人もいるのです。


野口さんは、自分自身でクラウド利用のためのシステムを作ること、
つまり「利用戦略」が必要ーーと書いてます。
「自分の仕事や生活にとって、本当に必要なこと」を効率化するためにこそ、
クラウドスマートフォンを使うのです。


それがさらに「手帳術」=手帳の使い方に連動するならば、
日々、現在進行形で変化し・進化する手帳となるでしょう。
より創造的に手帳を使うために、
実験と試行錯誤が自然となってくるのです。


そして、手帳に求められるテーマは、
大きく2つになるのではないでしょうかーー
ひとつは「スケジューリング」、
もうひとつは「アイデア出し/クリエイティビティ」です。



●スケジューリングとは、主体的・能動的に予定を作り・やりくりすること
前にも書きましたように、人それぞれで事情は違っているでしょうが……、
スケジュールの管理と言うと、他の人との約束や〆切等の時間管理を考えます。
むしろ、自分の行動予定を能動的に作り・やりくりする視点から考えるのが、
面白いです。


例えばGoogleカレンダー等で自分の予定を入力して行くと、
自分の持っている時間の全体が「見える化」できます。
ひとが持っている1日、1月…1年は決まっているわけですから、
その中で「使える時間」がどれほどあるのか、見える化することは、
人生を最大限有意義にするためにとても役立ちます。


こうして、主体的・能動的な姿勢で自分のスケジューリングできると、
素敵ですね。



●脳からヒラメキやアイデアを効果的に引き出す方法
イデアを自分の脳から産み出すのに最も本質的なのはーー
それでも「紙=アナログ」が優れている面を持っていること、でしょう。
・入力の早さ
・一覧性(全体を見渡せること)
では、iPhoneiPadも敵いようないからです。


例えば朝目覚めた時にアイデアがひらめいたとして、
それはスグに書きとめないと、たちまち忘れてしまいます。
短期的な記憶は、1秒でも早く定着しなくてはならないのです。


メモ用紙や付箋(ポストイット)をいつも身近において使うのが、
原始的だけれど1番使えるという事実も、
面白く感じます。


さらにリラックスした意識状態で、
自分のアタマの中にあること全てを付箋に書き出し、
これらを使ってマインドマップを作るのも、
イデア出しにとても良い方法です。



●そして、私自身の場合は……
こんな風にアナログ(=手書き手帳)と、デジタル(スマートフォンクラウド)の連携を少し研究してみると、
私の場合は(もちろん人によって様々でしょうが)ーー


「アナログ手帳+付箋(ポストイット)+Evernote
が使いやすいかな〜〜と、
今日の時点では考えてます。


付箋(ポストイット)に「重要なTo Do」を書いて、手帳に張り込んだり、
あるいは付箋からマインドマップを書き出し、
これをEvernote(いわば、クラウド上のメモ保管庫)にアップしたり、
アナログ手帳に挟み込んだりして使います。



こうして脳から出て来た、さやかなアイデアやひらめきを、
生理レベルでもできる限りダイレクトにアウトプットできると、
楽しく・ワクワクしながら、
仕事や暮らしを活性化できるでしょう。


私達の脳には、
まだ気づかれてない、無数のアイデアが、
引き出されるのを待っているはずです。