エンゲイジド・ブッディズムとティク・ナット・ハン

昨夜は、エンゲイジド・ブッディズム研究会の「ティク・ナット・ハン」の勉強会に参加していました。
エンゲイジド・ブッディズムとは、1960年代のヴェトナム戦争の中でティク・ナット・ハンにより提唱された考えで、「社会参加する仏教」とか「社会をつくる仏教」と訳されるものです。

講師の阿満氏もいわれていた通り、「インナーピース(内面の平和)とワールドピース(社会や世界の平和)は、なぜ繋がりにくいのか??」という、大きな問いにぶつかります。
ナゼダロウ?

……この間には大きな谷間があるわけですが、
あえてこの「矛盾」の中にたたずんでみるしかないのでは…と私は思います。容易な解決策はないのです。
(これには大きなエネルギーが必要ですから、無理にしなくても良いのですけど。)
そこでは対立する立場同士の真摯で共感的な対話と共に、
インナーワークをし続けることも必要になるでしょうね。