松永孝義さんの初ソロCD「ザ・メイン・マン」


熱すぎるっっ…。だからレゲエ、というのもあまりにも短絡的ですが、
ミュート・ビートのベーシスト松永孝義さんの初ソロCD「ザ・メイン・マン」オーバーヒート・レコード OVE-0091を聴きながら、仕事をしています。


ミュート・ビート」といえば、1980年代前半にインストルメンタル(つまりボーカル無し!)で日本のレゲエ/ダブを創造していた独特なバンド。ダブ・ミックス担当の宮崎氏もメンバーとして加わって、ライブでも過激にダブしていた、今おもうとあまりに先鋭的過ぎるバンドなのです。


このCD「ザ・メイン・マン」の特色は、豊かなゲスト陣に彩られていること。
ミュート・ビート関連では増井朗人氏(トロンボーン)とエマーソン北村氏(キーボード)、松竹谷清氏(元トマトズ ギター)、元夕焼け楽団〜サンディ&サンセッツの井ノ浦秀雄氏(ドラム/パーカッション)、元ボ・ガンボズの岡地曙裕氏(パーカッション)、さらにカルメン・マキさん(ボーカル)と、う〜んスゴスギる。


曲もハワイ歌謡調あり、ロック・ステディ調あり、ミュートを彷彿させるクールなレゲエあり、バライティに富んでいて、でも全体としては松永氏の包み込むような温和さを感じさせる音楽になっています。


ということで私的には、ゴーイン・バック・トゥ・レゲエな毎日となっております。
最近の音楽は、ど〜も面白くない。
表面的な形はよくできていて、狙っている所もわかるんだけど、音楽に「コア」というか「背骨」が無い感じがある。
それでもこんなCDに出会うと、松永さんやみんな−−それぞれの足場で、深めておられているのがわかり、嬉しくなります。


明日の夜は、この松永氏らのライブを見に行って、ベースのビートに浸ってきます。フフフフ。