可能性の感覚に開かれること(空虚とのインナーワーク後編)


今朝、眠りから覚める瞬間に、わかりました(私の場合、目覚めの時にいろいろ気づくことが多いみたいです)。


香りは、内面の空虚を埋める大きな実在感がたしかにあり、充実した感じや充たされた感じをもたらしてくれる。……少なくとも、それと適性の合う人にとっては。
だがここでもっと微細にみてみると−−
私はセンツ・オブ・ノーイングのアプローチを教えてもらった時に、「(もしかしたら)これで自分にも何かできるかもしれない」と感じました、
この「自分にも何かできる」という可能性の感覚が、重要ではないでしょうか。


それまでの私は、この「自分にも何かできる」ということがほとんどなく、それによってウツにもなっていた。(それだけが理由、でもないでしょうが…)
「自分には何も蓄積がない」「自分には何もできない」という想いに、30代になっても苦しんでいた。
これが「何かできるかもしれない」と、反転した。
ここで、自分の内を流れるプロセスが大きく変わり、視点も変わったのです。
「内なる空虚」さえもが、自分をのみ込む暗いものから、静謐な、自分が何かを学ぶこともできる広がりにも、変化したようです。


(もしかしたら、ごくあたり前のことかもしれませんが…)、
深い内面で自分の可能性を認め・受け入れ・納得することが、ひとには大切なんですね。
そうだとすれば、ひとが自身の「可能性の感覚に開かれていくのをサポートすること」とは、何だろう?


いかがでしょうか。