講座「アロマと整体ーー自分の中心を感じる」報告


2/20に行った講座「アロマと整体」について、簡単に報告します(もちろんプライバシーに触れない範囲内で)。
精油の香りを手がかりとして「自分の中心を感じる」のをメインテーマとして、そのために3段階の香りを設定しました。
1.「受け入れ・導入の香り」としてーーベルガモット、ヤロウ、パインの3種類の希釈した精油の中から、各自「今の自分に合っている香り」を選んで、10分程度その香りと共にいて身体内の感覚や身体の動き・姿勢などのチャンネルを中心に感じてみる。


2.「中心を感じる香り」としてーーフランキンセンスローズマリーゼラニウム・ローズの3種類から各自選んで、10分程度その香りを体験する。ご希望に応じて、精油の原液を1滴手首にアノイントして、さらに身体感覚の変化を深める。


3.「中心をさらにおちつける香り」としてーーサンダルウッド、ガルバナム、パチューリの3種類から各自選んで10分程度その香りを体験する。ご希望に応じて、精油の原液を1滴、みぞおちや丹田あるいは仙骨に塗布して、「中心」の感覚を充分に感じる。


こうした香りの体験の前後に、立ち上がった姿勢で各自の姿勢・身体のバランス等をチェックし、たしかに変化するのが確かめられました。
さらに「身体から湧き出る動き」を感じてそのままに動いてみたり、
香りに包まれた中で「背骨で呼吸する」呼吸法を行い、
最後にシェアリング(分かち合い)して終わりました。


全体的には、皆さん充分に「中心」を感じられたようです。
私としても収穫がたくさんあったのですがーーとくに主催者の植田さんの提案で「受け入れ・導入の香り」を設定して、「受け入れ」のプロセスが重要であるのを確かめられたのが印象的でした。


多くの場合、ひとの意識=「わたし」は、「未知の何か=外部」として香りと出会います。
その『わたし』が『外部』に出会う入り口=「受け入れのプロセス」を丁寧に体験できると、その後の「同調」や、気づきや変化を自分のものにすることも、スムーズに進むようです。
この「受け入れ」をていねいに、充分に時間をかけることが大切、なのですね。


他にもホリスティック(全体的・全体論的)なアロマとしては、ひじょうに重要なヒントがたくさんこの会にはありました。
プレ・バーバル(言葉になる前)な体験を、コミュニケーションや表現としてどう活かせるか??
「外部」からの刺激として受け入れたことに、どのように「同調」し、自らの気づき、体験あるいはエネルギーとして「転換」できるか???等々です。


日常的にできる提案としてはーーフランキンセンスローズマリーを部屋で焚きながら、その香りの中で「背骨で呼吸」すると、気分がスッキリし、身体の疲れもとれて効果的でしょう。
頭頂部から息を吸い込み背骨を降ろしていき、息を吐く時は背骨を上げていき、頭頂部から吐き出す……と想像しながら呼吸しみて下さい。
皆さんのご意見・ご提案などありましたら、ぜひお聞かせ下さい。よろしくお願いします。