ジェームス・チャンスのライヴDVDをみる

タワレコで、ジェームス・チャンスのライヴDVD「Chance OF A Lifetime : Live In Chicago2003」をみつけてしまった…。
ジェームス・チャンスといえば、1970年代末のニューヨーク・パンクの象徴的なミューシシャンの1人で、パンクとファンクを結びつけた人だが、
私らの世代には、「スネークマン・ショー」が記憶に残っているだろう(笑)。
ウキウキしながら帰宅して、ibookにかけてみる…。
Irresistible Impulse
このDVDには。2003年のシカゴでのライブを本編として、オマケのドキュメンタリー部分では、当時(25年前)の演奏シーンも合わせてみられる。
体型がふっくらした他は「ソノママ」、パンキッシュなライブを眺めていると、不思議な気分になってしまう…。
「パンク」という伝承芸なのか? それとも20数年変わらずに、そのアバンギャルドなスタンスを保ち続けている、ということか?

パッケージのチャンスのモノクロ写真もしっかり撮影されて美しく、全体に丁寧な作りで好感が持てる。
だがライブでもドキュメンタリー映像でもキーパースンになっているジェームズの兄のデヴィッドのインタビューをみていると、
「パンク」の歴史伝承者というか、「パンク」人間国宝みたいな雰囲気が感じられるのだ。
パンクそしてファンクの元々にあったはずの「根源的な衝動」とは何だったのか??ーーとやはり思わないではいられない。

これはこれで良いのだろうし、私も好きだ。
でも皮膚の1枚下に「うまく触れられない何か」が潜んでいるようだ。
「タイガー、タイガー、じれったいガー」な気分……、これはいったい何なのだろう?Chance of a Lifetime: Live in Chicago 2003 [DVD] [Import]