ipodの楽しみーーE2cに換えてみたよ

iPodのイヤフォンを、付属のものからShure社のE2cに換えてみた。
「音が良い」と定評のあるカナル型のイヤフォン。つまり耳栓にイヤフォンが付いているようなもので、やたらと遮音性がよくて周囲の音はほとんど聞こえなくなる。
「プロがステージに使う」ということでドライバー・ユニットも良いのだろうけど、この遮音性によっても、ひとつひとつの音の粒立ちがクリアーになっているだろう。
静けさの中で、「音の世界」にのめり込むようにして聴きいってしまうのである。
ほとんど「聴くだけで瞑想」状態……。


トム・ウエイツの「ミュール・ヴァリエイションズ」を聴いてみる。
1曲目(Big in Japan)冒頭の「ンパパパ、ウンパパ(こんな風にしか書きようがないのだ)」という独特のひび割れたパーカションの音に驚かされる。ナンダロウ、コレハ?
そしてなんともイイ感じで歪むギターの音色、咽喉を振り絞るようなトム・ウエイツの声…。
こりゃ、音の表情がそのまんま「感情」を表現しているな。

聴いている自分の内でも、瞬間瞬間にいろいろな「感情」が湧き出てきて、内面のスペースに広がる…。
「次の瞬間にどんな音が出現してくるのか」という驚きと歓びがある。タマランです。