昨日のワークショップから

誰もの内側で、「小さかった頃の自分」が生きている。
大人になった自分が今していることもよくみつめてみると……、
「小さかった頃の自分」の「こんな風になりたいなあ」「こんな風にしたいなあ」という願いや想いに、つき動かされているのがわかったりします。
「小さかった頃の自分」とその願いを、認め・受け入れることが今の自分にとっても大切なのです。


私のセンツ・オブ・ノーイングの個人セッションの実践の中で、「小さかった頃の自分」=インナー・チャイルドが呼び起こされることが度々あります。
今月のワークショップは、このセンツ・オブ・ノーイングのいわば「奥義」のひとつを、体験する企画なのです。
昨日のワークショップから、個人のプライバシーに触れない範囲内でチョットご紹介しましょう。


準備としていつもより時間をかけて呼吸法をして、まず静かな意識状態(マインドフルネス)になる。
最初に「導入の香り」として、メリッサの香りを体験する。
かぎ始めた瞬間にフワッと胸が膨らみ、気分がやわらぎます。
メリッサは、香りは穏やかですが、身体や気分に与えるものはパワフルです。

色彩でいうとーー爽やかなブルーに少し白が混じっているような…そこに独特な「静けさ」を感じる。
「この『静けさ』は何だろう?」と、そこにとどまってみる。


次にジャック・チェイトマンの蒸留したオレンジとゴールデン・チャンパ(プルメリア)を体験する。
オレンジを左手に、チャンパを右手にアノイントして、ふたつの香りが体温で広がり・混じり合う中で、味わってみる。

下の方から「黄色いエネルギーの球」が昇ってくるのを身体感覚で感じる。
「アア、やっぱり」と先ほどから続いている「静けさ」と共に、このエネルギーの力強さも感じてみる。
ゆるがなく、シンプルで、たくましい。

そう、「自分は『静かな子供』だったなあ」と記憶が蘇る。
ひとり遊びの沈黙の中で、自分なりにイロイロ発見していた……のです。


オレンジも含めて柑橘系の香りは、あまりにも身近ですが、そのパワフルさはあなどれないものです。
メリッサはブレンドで主役というよりも背景として用いられると、心理的に大きな作用をもたらしてくれます。
チャンパは、女性には言葉にならない充足感を与えてくれる、神秘の尽きない香りです。


最後に16種類のブレンドから「Thru Golden Spiral」を体験した。
「う〜ん、これは完成度の高いブレンドだな」と再認識する。オレンジ+チャンパを中心にさらにサンダルウッド、ジャスミンロータス、イランイラン、メリッサ他がブレンドされているようだ。

8/31(水)夜も、このワークショップをおこないます。
貴重な機会ですので、ぜひご参加下さい。