「琉球フェスティバル'05」の午後

三線を始めたら(って、あんまり練習できてないケド。笑)沖縄音楽をしっかり聴きたい気分になって、
昨日は日比谷野外野音楽堂の「琉球フェスティバル'05」に行ってきました。
http://www.mandicompany.co.jp/hp2005/live/ryukyu_05/ryuukyu_05.html


7、8年振りの「琉球フェスティバル」、随分雰囲気が変わっていて、驚かされる。
ここしばらく沖縄出身のミュージシャンが大勢活躍されているけど、
「地理的には日本の周辺だけど、カルチャー的にはアジアのコアだぜ」みたいな、
ウチナーの現在の自信が「場」に溢れている。


出演者の顔ぶれも、レゲエあり、テクノあり、アンビエントあり、ラテン系あり…で、
いわゆる島唄ぽくない方が多数派になっているーーこれも変化ですね。


三線をポロポロやってると、その響きだけで癒される感じがたしかにあります。
これでアンビエントやクラブジャズ系のサウンドを創れるんじゃないか……と私のようなシロートでも想像できるわけですが、
実際にこうしてライブで聴いてみると、(私の感覚では正直言って)どれもイマイチで、
なかなか難しいものですね。
後半から金城実さんのオーソドックスな三線の響きを聴いて、安心したりする。


さっきまで小さな子供を叱りつけていた若いお母さんが、
曲調がカチャーシーになった途端に、立ち上がって踊り始める。表情もガラッと変化して、浮かれている。
子供はお父さんに肩車されて、ビートに合わせてお父さんの頭を両手で叩いている(笑)
なんだろうね。コレは…。


空を見上げると……台風が過ぎ、名残りの雲が強風に流され行く。
日比谷公園の木々が、ゴウゴウと風にあおられ、ざわめく。
さらに夕暮れ前の斜光線が、すべてのものの輪郭をくっきりと際立たせて、見せてくれる。
そんな中で、泡盛のグラスを傾けながら、過ごしていました。