ひととの出会いの縁、妙なるもの

あなたの仕事が劇的に変わるメール術
「私は、本当にメールを使うことができる人とは、
メール以外の手段も組み合わせて、
メールと一緒に使いこなすことができる人だと思っています。
コミュニケーションの手段としてメールが適していないと感じたり、
メールだけでは不十分だと感じたら、
電話をかけてみたり、実際にあったりしてみるべきです。
相手が…どんなコミュニケーションを望んでいるのか。」
平野友郎著「あなたの仕事が劇的に変わる メール術」P223


そうですね〜。eメールもあれば電話もあり、
丁寧に気持ちをこめられる手書きの手紙もあれば、
実際に会って話すこともできるのに……。
しばしばeメールにはeメールで反応して、かえってヤヤコシイ事態になったりしがちです。
eメールやインターネットのコミュニケーションでは、思っている以上に
「読み・書きの技術(ネット・リテラシー)」が求められるのです。

「自分が、どう伝えたいか」より以上に、
相手が今、何を、どう受け取りたいか」に、心づかいすること。


「eメールを書くよりも、電話で話した方がいいんじゃないか!」ーーそう感じた時は、
きっと相手もあなたと話したがっている「まさにその瞬間」だったりします。
以心伝心なんて昔から言われますが、ひととの繋がりとは不思議なものです。


とはいえ、私もエラそうなことは言えません(笑)。
eメールでのコミュニケーションではこれまで何年も、傷つけられたり、
自分もひとを傷つけてしまったり……を繰り返して、
いろんなことがあって表現の仕方が変わり、
ひとの見方も(それなりに)深まってきたわけです。


●出会いの縁と妙

こういう仕事もつまりは、「ひととの出会いの縁」ではないでしょうか。
これまでに「個人セッション」や
「ワークショップ」に参加された方々で、
「○○さんは今、どうされているだろうか…?」
と折々に感じさせられる方が、私の脳裏にいつも数十人いる…。


ご当人は私のことなど、とうに忘れてしまわれたかもしれない。
私が繋がりを感じ続けていることは、ある種の執着かもしれない…。
それでもしばらく連絡の無かった方が、
例えば、ポッとワークショップの場に再び顔をみせて頂けるのは、
この上なく嬉しいことです。
こんな風にーーあなたが思っている以上に、
誰かがあなたとの「気持ちの繋がり」を感じている=同調している、のではないでしょうか。


ひとと出会っているーーまさにその瞬間に、起こっているイロイロ、
出会いの縁に含まれる「妙なるもの」に、
できる限り丁寧に心をつかってみませんか。


まずはしばらく関係の途絶えていた誰かに……
「相手は何を受けとりたいのか」を感じつつ、手紙を書くことから始めたらどうだろう。


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ブログ「メルマガコンサルタント平野友郎の裏話」もあり、充実した内容です。
http://mailmagazine.cocolog-nifty.com/