野沢温泉の旅後編

bun_tao2006-02-27



雪が舞い落ちてくる様子を眺めていると……自分が「からっぽ」になる。


部屋の中で温もりながら、シーンと音も無く、
長い時間飽かずにみているほど、その様子は美しい。
こんな時がずっと以前にも、あったなあ…。


雪の舞い落ちる「動き」や「スピード」の生み出す、
リズムのような「何か」。
音が無いのに、自分の内側から音楽が流れ出すような、聴こえるような
感覚もある。



住吉屋さんをチェックアウトして、
帰りのバスの時間まで、「温泉健康館 のざわ」に行ってみる。
野沢というと外湯巡りができるので、今までここには来てなかったのですが…
かえって良かったかもしれない。


大きな露天風呂をここでも独り占め。
お湯に浸かりながら、雪を眺めている。
「ひとり温泉」って、どうしてこんなに心地いいのかな?
露天風呂に入っても、サウナに入っても、
瞑想状態になってしまう自分がいる(笑)。


温泉を堪能して、野沢の街歩きしていると、
イイ顔をした猫に出会う。
猫と挨拶していると、こちらの心も充たされる。
……これも、不思議なことだなあ。