からだは「月のリズム」と響き合っているのですーー「新月と香りの会」の由来から

満月の後、月の輝きは日ごとに欠けてゆき、
やがて「新月」と呼ばれる、ほとんど月がみえなくなる夜が来ます。
闇が深くなれば、むしろ星々はきらめいて見えるように、
静けさの深まる新月の夜には、
ざわめいていた自分の心も静まり、
みつめやすくなるようです。

そんな新月の夜に、意識にはたらく香り＝”センツ・オブ・ノーイング”を、
グループでメディテーション（内観、瞑想）する「新月と香りの会」を、
2003年秋から行なってきました。
今日はこの「新月と香りの会」というイベントを、
どうして"アンフォールド　Unfold”が継続しているのかーー
ということから書いてみます。

始まりは、いつもあたたかい応援を下さるラーナオンサさん（占星術師/ヒーラー）から、
「満月と新月の晩に、基本的なメディテーションをするイベントをやりませんか」
という提案を頂いたことでした。
当初、満月にはラーナさんのご自宅で、
新月にはJR中央線の阿佐ケ谷近辺の施設で、並行して始めました。

回を進める内に、どちらかと言えば満月よりも新月の方が、
香りのワークに集中しやすいことが、わかりました。
満月はお祭り気分でウキウキして愉しいですが、
ひっそりと静かな新月の方が、ひとは内面と向き合い易いようなのです。
そんなこともあり、「新月と香りの会」は続いています。

仕事や家事、子育て……日常の細々としたことに追われて、
「自分自身」のことを時々忘れていたりしませんか。
「自分を感じる時間」を、とり戻してみませんか。
もしそれなら「メディテーション（内観。瞑想）」というのも、
ひとつの方法です。

「メディテーション」とか「瞑想」というと、何か難しそうに感じるかしれませんが、
香りをきっかけにしますと、比較的簡単にできるようになります。
自分の内面や感情、記憶、身体内の感覚などをつかみ易くなります。
香りは身体の緊張を緩めるので、いつのまにかリラックスして、
呼吸はいつもよりユックリと深くなる。
気分は静かに落ち着いて、
そんな中で、「本来の自分」が浮上して思い出されてくるのです。

「ひとりではメディテーションしにくい」という方も、いらっしゃるかもしれないですね。
メディテーションはグループで行ないますと、ずっとやり易くなります。
実際ひとつの場所でグループでメディテーションしてみますと……
周りの方々の「呼吸の音」が聴こえてきます。
ゆっくりした呼吸もあり、早めの呼吸もあり、
そこに自分自身の呼吸のリズムもある……。

耳を傾けていると……次第に自分の呼吸もゆっくりして来て、
全員の呼吸の音が、ひとつの音楽を奏でているように、
なにか「調和」も、感じられて来ます。
こうして「自分のエゴ」という「ワク組み」のようなものも緩んできて、
いつもより「大きなフトコロ」でゆったりと、
自分自身を感じられてきます。
そんな「グループでのメディテーションの場」を体験しませんか！ーー
というのが「新月と香りの会」という提案です。

香りと親しみますと、身体に波打ち流れている「リズム」も、わかりやすくなります。
１５分から４５分という短いウルトレイディアン・リズムから、
全身の細胞が入れ替わるという３ヶ月の長いリズムまで、
ひとの身体と意識には、いろいろなリズムが流れています。

膨張と収縮、吐く息と吸う息と、繰り返される「リズム」が、
月の満ち欠けとも微妙に連動していることにも、やがて気づかされます。
私達は月のリズムと響き合いながら、生きているのです。
そんな根源的な感覚、眠っているネイティブ（土着的）な感覚を甦らせることも、
「新月と香りの会」の目指している所です。

新月の夜ひっそりと、静けさと香りに包まれて、
自分のからだと「月のリズム」が響き合うひと時を、
あなたも体験してみませんか！！

●10/9火曜　「新月と香りの会ーーてんびん座の香り」夜６時３０分から
詳しい内容はこちらをご覧下さい
http://www.unfold.jp/newmoon/newmoon.index.html

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