「シャーマニック・アロマ・ワークショップ」を振り返って


▼写真提供:Pure Heart Club


「これで、よかったのだろうか……」と、
私の内側で問う声がする。
すると、
「これで、いいのだ。
自分の持てるチカラを150%出したのだから。」
と、答える声も聴こえるようである。



Pure Heart Clubさんのご協力で実現できた、
3/9「聖なる意識を体験する……シャーマニック・アロマ・ワークショップ」は、
http://www.unfold.jp/workshop/ws-henyou080309.index.html
私のこれまでの蓄積を「フルコース」で、
6時間かけて、「前菜」から「メインディッシュ」まで、
味わっていただくワークショップでした。
これについての覚書きを、守秘義務に触れない範囲内で、
ここに書いておきたいのです。


この日のワークショップは、「シェアリングの対話」と「じっくりプロセスを体験すること」を何よりも重点として、
フランキンセンス(乳香)の「煙による浄化体験(スマッジング)」や、
フランキンセンスのハイドロゾル(芳香蒸留水)を飲む体験、
アマゾンを感じさせる香り「チョーヤ」のグループ・メディテーション
主催者代表である生島さんの「アマゾン・トーク」、
等を通して最終的に、「トーキン・スティック」
(先住民文化で行われた、分かち合いの対話)
で〆る構成としました。


「聖なる意識を体験する……」というタイトルから、
「トーキン・ステック」にどうして結びついて行くのか??
ーー私自身にも実は、わかり切れない部分があるのです。



集団で何かの活動している時、
その集団全体がひとつの「生きもの」であり、
自分はその「部分」となっている……
そんな有機的なダイナミズムを、感じることがあります。
「トーキン・スティック」の対話によって、
そうした個人を超越した、
洞察的で自己開示的なコミュニケーションの「場」を、実現できないかーー
と考えたのですね。


私自身は、ひたすら「シェアリング」だけを丸1日やっても良いーー
過激なシェアリング至上主義者ですが(笑)、
……それほどで無いとしても、
個人の「エゴ」を超越するコミュニケーションへの「憧れ」や「期待」は、
多くの方の内側にあるのでは……とおもうのです。



実状として、それがどうだったのかと振り返れば……
参加された皆さんにとっては、難しい側面もあり、
話をしていただく、言葉を出していただくだけでも、
精一杯の所もあったようです。
これは皆さんの責任では勿論なくて、
私自身の能力が「まだここまでしか達していない」ーーだけですね。


ここが「今後の課題」でもあるでしょう。
自分にとっての、「課題」がはっきり明確化するのは、
ありがたいことです。



また他方で、こうした「シェアリングの対話」に重点を置くワークショップは、
既に旧式なスタイルとなりつつあり、
よりダイレクトに「変容」を人にもたらすアプローチが生まれている、
という認識も私にはあります。



それでも、いにしえの「部族」が焚火を囲んで対話したように、
「魂から、分かち合うコミュニケションをしたい」
ーーという熱望は、
私から強く離れないのです。
ここをもっと、探求してみたいのです。



言葉にできない、けれど重みのある体験
ーーということもあるでしょうね。
今回では、「煙による浄化体験」と「ハイドロゾルを飲む体験」が、
それぞれの皆さんに対して、
「印象的な体験」となったようです。


「煙」に触発された方もいれば、
「ハイドロゾルを飲んで」身体の内側から沁みるように感じた方も、
いるでしょう。


「アクティブに表現されれば、なんでも良い」ーー
というわけではないですよね。
言葉なく、「沈黙」の内に「何か」を味わうこと
ーーこれは私のワークショップでも、
いつも大切にしているポリシーです。


いかがでしたでしょうか??
皆さんのご意見をeメールでお知らせていただけましたら、幸いです。
bun@unfold.jp