母と娘が「赦し合う」ことーーL・Tさんから



3/8「新月と香りの会ーーローズ特集」に参加されたL・Tさんから、
その後に生まれた感動的な体験を、メールでお知らせいただきました。
貴重な「気ずき」のシェアを、ありがとうございます。


ご了承を得て、転載・紹介しますね。



「ワークショップの翌日は、もともと実家に帰る約束をしていて、
久しぶりに母と会いました。


ワークショップ中に、ローズは「母親との関係性」や「自分自身を受け入れること」と関係があるというお話がありましたね。
翌日に母と会うっていうのは、なんかワークショップとつながっているなあなんて、
軽い気持ちで考えていました。


自分を癒していくことに取り組んで、母との関係は少しずつよくなって、
月1回 実家に行く仲でした。
その日も、最近の近況とか、お互いに話をしていました。


楽しく話していたところ、急に母が黙りこみ
「こうやって、今は色んな話ができるのが、すごく嬉しいと思う。
今まで、至らない母で、辛い思いを沢山させて、ごめんなさいね。ゆるしてね」と。
母は涙を流していました。


それは、わたしにとって、本当にほんとうに、長年言って欲しかった言葉でした。
でも、自分のことに取り組むまでは、母に強要しまくって、ケンカになってをくり返し、
疲れ果て、母から言ってもらうことを悔しながらも、あきらめていた言葉でした。


自分以外は変えられないということが心底分かり、手放した言葉だったのです。


私も涙が出ました。そしてお腹がカーッと熱くなり、
私の臍から母の臍につながっている感じがありました。


母の言葉に対して私は
「自分も含めて、完璧な人なんていないって わかるまで時間が かかって
たくさん責めてきてごめんなさい。
産んでくれて、ありがとう」
と伝えました。

その後、定例の父の墓参りに行き、
母と二人で墓掃除をしていたら、また涙が出てきました。
二人で「お父さん ありがとう」と
墓前で祈って帰ってきました。

その後も、テレビもつけずに、夜遅くまで二人で色んなことを話し 帰ってきました。



1年ほど前、帰り際、母に ハグをしたいと言ったら、嫌な顔をされ
「やだーこわいーなんでー?」
と断られたことがあり、それ以来言えなかったのです。


でも、この日は思い切って提案して、
私の期待する通りにはならなくとも
母が決めることだから、母の言い分を境界線引いて受けとめよう! 
と決意しました。


母に「ハグしたいんだけど」 と言ってみました。
そしたら母は笑顔で
「うん、いいよ」とハグしてくれ、
私の背中を何回もゆっくり優しくなでてくれました。
また、涙が出ました。


なんだかすごいことが現実に起きるんだ !
と興奮して帰ってきました。



子供の頃から、たいてい母が先に泣き
(とにかくすぐ泣く人で、
そこで子供が泣き出すと母はもっと泣く人で)
だから、私はいつも母の前で泣けない感じがあったのに、
あれはなんだったんだろう。
私が変わったからなのかな・・・とか、
色んな思考が頭をよぎりした。


でも、今はそんなことより、セッション中みたいに、カラ座布団の母にじゃない、
本物の母に私、直接想いを伝えられるんだ !
その事実も、それができる自分も
すごい、よくやった !! よくやってきた !! 
と思いました。


この気持ちを分かち合いたくてメールしました。
ありがとうございました。」



▼ブンのコメントーー
すごいですね〜〜、私もウルウルしちゃいました(泣)。
この「母と娘のゆるしのストーリー」は、多くの方にとっても心に響くものがある、
とても重要な「気づき」ですね。


「母親と娘がゆるし合うこと」ーー
もっとも大切ですが、なかなか実際には難しいことです。
何よりも、L・Tさんご自身の、「心の力量」が素晴らしいでしょう。


そして、お母様も、
「今まで、至らない母で、辛い思いを沢山させて、ごめんなさいね。ゆるしてね」
と言えるように「変容」されているのですね。
おそらく、L・Tさんが真摯に「自分を癒していくこと」に取り組むことで、
並行してお母様の「変化・変容」も起こっているでしょう。


「ひとを変える」ことはたしかに困難ですが、
「自分が変わる」時、ふしぎに「相手も変わり」ます。
この変容は、たとえ離れて暮らしていても起こるようです。


私と両親の関係でも同じようなこと、ありましたよ。



ともあれ、おめでとうございます!!!
そして、L・Tさんの「自分を癒していく」道のこれからも、
タノシミですね(笑)。