音楽のトランス体験と「癒し」ーーワールド音楽講座から


昨夜で5月から私も受講していた、
気鋭の音楽ライター サラーム海上さんの「ワールド音楽講座」
http://www.wako.ac.jp/kaihou/koza08/detail.php?id=45
が、無事おわりました。


インド古典音楽やインドならでは映画音楽(ボリウッド)に始まり、
アジアからアフリカ、
アラブ、中南米……
世界中の伝統文化とグローバル文化の狭間で生まれるワールドミュージックを、
サラームさん御自身が撮影した映像や、
DVD、Youtubeの動画等と共に、学び・楽しむ講座でした。



私の感想を言えばまずは……
音楽を通じてのトランス(日常と異なる、変容意識状態)が、
これほど多くの地域で親しまれているという事実に、
あらためて驚かされました。



特にスーフィー(いわゆる、イスラム神秘主義)と、
マグレブ地域(北アフリカ、モロッコアルジェリアチュニジア周辺)の神秘的な音楽は、
現代の様々ある音楽の中でも、
これは特にディ〜プで、要チェックな世界ですね。



そして最終回の昨夜は仕上げとしてーー
日本の神楽や放浪芸のDVDに、
あらためて回帰したのでした。


小沢昭一さんの「新・日本の放浪芸〜訪ねて韓国・インドまで〜」DVDから、
佐渡に伝承された「春駒(ハリコマ?)」という芸能が、
特に興味深かったです〜〜。



2人組で、1人は馬の扮装をして、
もう1人が語るように唄う、
門付(かどづけ)のような、
お祓いの芸だそうです。


つつましい、淡々としたリズムの中にも……
(これは一体何なのだろう??)
演じられている「場・空間」に、
独特な「匂い」「雰囲気」が立ち上るのが、
私には感じられたのですネ〜〜!!


演じている方々、これを現場で見物している方々の内面にあるだろう……
「情感」や「身振り」、
あるいはさらに根本的にある、
昔の日本人ならではの、
身体を流れている「何か」。



そしてさらに、俗曲師として注目を集めている、
うめ吉さんの都々逸の動画も見てみると……
「ハ〜、コリャコリャ」とか
「チト、チント、シャン」とか、
なんて独特なタイミングで唄っています。



そうかあぁ〜〜、
私もレゲエだったり、ドラムン・ベースだったりを、
ついつい心地良く感じてしまいますけど、
古くからの日本人の身体に染み込んでいるのは、
「ハ〜、コリャコリャ」
だったのですね〜〜、まさに。


反省と、不思議な感動を味わっている、
今朝の私です(笑)。


☆☆☆



音楽を通したトランス体験とは、
聴覚や身体感覚による「癒し」であり、
誰でも容易にできる「遊び」、といえるでしょう。


そして、人間の本能を揺さぶり、
「存在の根源」を感じさせてくれます。



「自分ための自然香水」「My自然香水」を作ることもまた、
本能を感じ、癒される、
「聖なる遊び」であるでしょう。


今度の日曜12/14は、「満月の自然香水ブレンド講座」を行います。
まだ受け付けておりますので、この機会にぜひ☆ご参加下さい。