自己一致とは?☆「変容しつつある自分全体」にYesと言える自分になること

「自己一致(self-congruence)」とは、あらためて何でしょう?


カール・ロジャーズの来談者中心療法において、
カウンセラーの基本条件として、「徹底的傾聴」「共感」「無条件の積極的受容」と共に提唱した概念ですね。


コーチングとカウンセリングでは厳密には違っている面がありますから……
無闇に一緒にはできないものです。
それでもコーチングにおいても、「自己一致していること」には意義があるのでは? と思いつつ、
今朝の私は目覚めました〜。



ロジャーズの提唱した条件の中でも、「自己一致(self-congruence)」はおそらく……
1番理解しにくいものではないでしょうか?
ざっくりと言えばーー
「あるがままの自分」と「自分と思っている自分」が一致している状態と、いえるでしょう。



私としては、生成的な変化・成長を促すコーチンを目指したいのですが、
1時的にはコーチングの中では、
「古い自己概念(これまで自分と思っていた自分)」がこわれて、
そして、より広い・大きな可能性を持つ「新しい自己概念」を見出し・展開するのに、
つながってきます。



ここではーー
・コーチの側が「大きな自己(セルフ)」に根ざしていること、
・同時に、自我レベルで実際に行っている行動、
・さらに周囲で起こっていること=「全体」が見えていること、
これらを一貫して・バランスを保ちつつ持っている必要性が、
あるのではないでしょうか?
つまりこれは、「生成的な変化・成長を促すコーチングにおける自己一致」です。


こうして一面ではコーチングは、
「古い自己概念(これまで自分と思っていた自分)」を意図的に解体する面もあるのですが、
そこにおいても、
「自己一致(self-congruence)」はやっぱりあって良いのではないか?

コーチも、そしてコーチングを受ける方も、人間ですから。
内的エコロジーへの配慮、とも言えます。



わかりやすく言えば……
「変容しつつある自分全体」に、おおらかに「Yes」と言える自分になる
ーーということかもしれない。
イヤイヤ、これは簡単ではありませんね(汗)。


コーチもコーチングを受ける方も、
そんな風に「Yes」と言える自分である時、
相互的に「新しく・可能性に充ちた自分」が健全に展開して行くでしょう!



あなたは、「自己一致(self-congruence)」を、どうとらえていますか??
よかったら、この下にコメントして教えて下さい。