新月の「トーキング・スティック」を振り返る


9/13の夜の「トーキング・スティック」、まあまあうまい具合に進められたようです。個人的なプライバシーに触れない範囲内で、振り返ってみたい。
>参加された方  もしよかったら、ご感想など教えて下さいね。


前回の「トーキング・スティック」の反省に基づき、よりベターになるよう工夫してみた。
ストレッチと呼吸法を短めに行った後、参加された皆さんの自己紹介をしてから……


ステップ1−−まずは、センツ・オブ・ノーイングをもちいたグループ瞑想−−"Ally" の香りをもちいたグループ瞑想と"Time to Dance"の香りをもちいたグループ瞑想と、それぞれ試みる。
"Ally" は薔薇を中心としたブレンドの、「自分を受け入れる」香り、
"Time to Dance" は 旅(プロセス)の終わり、「今、ここ」に帰ってくる「統合」の香りである。
(香りは、こうしてそれぞれ個性を持って作られていますが、決してある方向に誘導しようとするものではありません。実際やってみるとわかりますが、体験された方は皆さん本当にバラバラで個性的な体験をするものです。)


ステップ2−−香りのグループ瞑想とその後の分かち合いで、個人の内でも「場」としてもやわらいだ後、「トーキング・スティック」を始める。
前回はこの時、同時に香りをかぎながら行ったのですが、「香り」を感じるのか? 「場」を感じるのか?−−と混乱させる部分もあったようです。
それで今回はごく基本的な「トーキング・スティック」のスタイルに戻して、「今・ここの自分」を感じて話す−−ことに集中した。


ステップ3ー−スティックは関係なく、「まったくフリーな、普通のトーク」も行い、この夜全体の振り返りとして皆さんに話して頂いた。


こうして3つのステップを持つことで、「今・ここの自分」から話し・分かち合う体験を3時間あまりというワクの中で、ある程度実現できたようです。
「瞬間風速」のようなものかもしれないけれど……、やわらかい生き物のような、あたたかい何かが、「場」に溢れるのが感じられました。


現代の私達にとってコミュニケーションとは、自分の立場や言い分、権威性などを押しつけ合うものに、なりがちです。
ひとの存在にただ「耳をかたむける」ことの大切さが、あまりにも忘れられています。
「トーキング・スティック」は、他者と共にあること=「場」への信頼を回復するコミュニケーション・スタイル、と思います。
これをよりやさしい形に、豊かな方法に、育てていきたい。ぜひ、皆さんのご意見・ご感想ををきかせて下さい。