新潟 小千谷の様子です


「いのちのまつり」MLで送られてきた、新潟の状況を転送・紹介します。
関心を持って頂けたら、私としても嬉しいです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
★グローバル・ピース・キャンペーン★OPEN-J BOOMERANG 475【おぢや 楽市楽座】■転送・転載・大歓迎■
◆笹岡朋子◆


全国の皆様はじめまして、震源地近くである小千谷市に住む笹岡朋子と申します。
10月23日午後5時56分に震度6強の第1震発生しました。今までに体験した事のない激しい揺れに強い恐怖を憶えました。
とにかく家族の名前を叫び続けたのですが返事はなく、あまりの長い揺れに耐え切れず外へ飛び出してしまいました。なすすべもなく、しゃがみこんでいると、次々に家族や近所の人達も皆無事に出てきました。しかし何度も続く激しい余震に家族で「地球が壊れ始めたのかもね。人間が傲慢だったからとうとうこの日が来たのかもね」等と真剣に思い巡らせました。


そこへ第1報が飛び込みました。近くに住む私の友達の家が1震目でぺっしゃんこになっていたというのです。もしかしてと、回りを見渡すと、格差はあるもののそっこら辺で被害を受けており大変なことになったと思いました。しかし更に後で知ることになるのですが、私の近所は街中だったので損害が軽微な方でしたが、他はもっと凄い事になっていたのでした。
被災状況は様々です。山が崩れて埋まった家、山が動いて危険な家、天然ダムや川の氾濫で水没・浸水した家、激震に耐えられず崩壊した家、全焼の家、土砂崩れ等で自由に行くことができない家などなどです。そして今回の震災で特にひどいのが山地のようです。


私は元来山地が大好きでした。自然の中で大地に根付いて生きてきたお年寄りは人間のあるべき姿だと敬意を払っていました。いつか自然に逆らうことなく同じ様に暮らしたいと考えていました。街にはない豊かさや脈々と伝わる知恵や伝統などがそこには沢山あったのです。それが今回の震災で危うくなっているのです。悲しくてなりません。やりきれない気持ちでいっぱいです。
自分の家が住めるから良かったなんてとても思えません。あの人々があの山々がまた力強く生きていけることを強く願います。


でもこれから厳しい冬が来ます。除雪が出来なければ家への道のりは更に遠くなり、雪の重みで潰れてしまうかもしれません。山や川がどうなってしまうかもわからない等心配はつきません。今はせめて1日も早く仮設住宅でもいいから暖かい部屋で暮らしてもらいたい。そして春が来たら再建に向けてスタートして欲しいと願います。
数日後自宅の片づけを始めて気づきました。どこの家にも眠っている不用品が沢山あるのでは?ということです。そんな折、HPで楽市楽座(全国の方に提供品を呼びかけプレゼントしてもらう)の事を知りました。今回の震災で不自由な思いをされている方に見事にマッチングするのでは?と思い三条市で経験をつんだ加藤さんに話を伺いました。


しかしリスクやクレームなどの不安を想像するだけで踏み込めずにいました。そんなある日、道を塞いでいた土砂が取り崩され、浦柄地区がやっと開通し、土砂出しのボランティアが足りないという事で私も駆けつけました。
そこは皆川ゆうたちゃん家族が巻き込まれたあの現場のすぐ脇にある集落です。山崩れと水害をダブルで受けておりテレビなどで見る印象とは違う衝撃的な現場で、気持ちをこらえる事ができませんでした。そのすさまじさを見て決心しました。ここに住む人達の一部でも喜んでもらえたらそれでいいじゃないか。せめて私に出来ることをやらせてもらおうと。


そこで、皆さんにお願いがあります。眠っている家電品、日用品、家具などを被災した人たちにプレゼントして戴きたいのです。それらを無料フリーマーケット楽市楽座」として開催し、新しい生活に役立ててもらいたいのです。何卒、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
震災直後より、全国から多くのボランティアその他様々な形で応援してくれる方々に支えて頂いていますことを感謝しております。地元の人による復興も様々な面で行われてきましたが、皆さんの力なくして今はないと実感しており、方々で素晴らしい話や出会いが生まれていることを聞くにつれ嬉しく思っています。


1ケ月以上たった今でも身に降りかかった事の大きさに理解できないような気持ちでいたり、まだまだ余裕がない方が多いというのが現状です。
全国の皆さんのお力をおかりしながら、できる人ができる範囲で復興へ歩んでいけたらと考えております。長期になると思いますが、今後ともご支援のほどよろしくお願いいたします。

              
★おぢや楽市楽座
■開 催 日■  2004年12月11日・12日
■開催時間■  午前10時〜午後4時
■開催会場■  新潟県小千谷市旭町10−41 まごころ市(株)魚沼水産内
■荷物の送付先■ 新潟県小千谷市旭町10−41  まごころ市(株)魚沼水産内【楽市楽座
送り状に書かれる電話番号は、090−9386−9813とお書きください。(直接のお持込も大歓迎です)
■荷物の受付期間■ 2004年12月 4日〜10日 (お持込みは、午前10時〜午後4時でお願いします)
■呼びかけ人■  結の村おぢや 代表 笹岡朋子
●問い合わせ先:どんなことでも、ご相談、お問い合わせください。笹岡朋子  090−9386−9813 
中越元気村 090−6102−9308 
http://www.gassan.jp/genkimura/
【家  電】冷蔵庫(小・中サイズ)、テレビ(小・中サイズ)、テレビ台、炊飯器、電子レンジ、こたつ、ストーブ(仮設住宅ではガスは使えません)、ビデオデッキ、掃除機、洗濯機(全自動・2槽)(新潟は60ヘルツです。ご注意ください)
【台所用品】食器全般、なべ、ヤカン、ラップ、アルミホイル、洗剤
【生活用品】自転車、衣装ケース、電話、FAX、(できるだけ未使用の)布団、座布団、こたつ布団、シーツ、タオル、洗面用具類、シャンプー類、長靴
【食料品】(引き出物などの新品)油、コーヒー、醤油など


■ボランティア募集12月3日〜13日のうち半日でも、毎日でもお願いします
・会場作りや、荷物の集荷などをしてくれる方
フォークリフト操作、その他技術のある方
・軽トラ、バスなどを貸してくれる方、運転してくれる方
・テレビのチャンネル合わせのできる方、電気系統に強い方
・何でもいいから楽しく参加したい方
(何も技術はいりません。参加したいという気持ちのみで!)
・当日(11・12日)の荷物の移動、受付、駐車係り、運転手、盛
り上げ役、その他
■運営資金のお願い
多少の金額でも構いませんのでこの活動にご寄付下さいましたら幸いです。
■郵便振替:  口座番号 : 00570−0−43973
     口 座 名 : 中越元気村 (通信欄に【楽市楽座】とお書きください)