五感のアンテナを広げる

先日久し振りに私のワークショップに参加されたMさんと、メールで意見交換しています。
もっと多くの方の意見を伺えればと思い、Mさんの了解を得て、要約して掲示板にも出してみます。
ぜひ皆さんのご意見もお聞かせ下さい。

ただ私個人のアロマの仕事をめぐって…だけに収まらず、
「アロマ」と「こころ」「からだ」「コミュニケーション」「場」等なんでも、皆さんの「感じていることをそのまま」聞かせて頂けたら、幸いです。


●Part1 五感のアンテナを広げる
私なりにあれこれ工夫して、香りと親しみ・自分をみつめる「場」を作って来たのですが、初めての方にはちょっとフクザツになり過ぎているかもしれない。私の説明の不充分もあるでしょう。
Mさんの提案はーーワークショップで行われている全体のプロセスをときほぐして、
それぞれの部分(パーツ)を丁寧に説明して、誰でも親しみやすくすれば……、ということでしょう。
その中でキーワードを挙げるとーー「5感のアンテナを広げる」「香りを味わう」「香りは、贅沢な遊び」という言葉が浮上してきました。

まず、「5感のアンテナを広げる」とは、自分の内側で感じたことを「受け入れる」プロセスを丁寧に展開してみる、ということでしょう。
ふだんは香りを瞬間的にかいでいるのですが、じっくりと香りと一緒にいると……身体内の感覚や感情、記憶、イメージ、聴覚、身体の動き、「場」の雰囲気などさまざまに感じられてきます。
ここで私は、「自分の内側でなんとなくモヤモヤを浮かび上がってきたことを、何でも受け入れて、感じてみて下さい」とお話しするわけです。
こうした「浮かび上がってきたこと」とは潜在意識からのメッセージであるのですが、
(無理のない範囲内で)それに耳をかたむけたらーーという提案です。

こうしたことを比較的自由に話し出せる方、さらには個人の人生にまつわることをそのまま話せる方もいらっしゃいますが、
「こんなこと感じていいの?」とか、「人前で言っちゃっていいの?」という疑問や抵抗感を感じて、話せなかったり・自分の内側を感じられなくなる方も、おられます。
まさに「ココ」を、丁寧にみていきたいのです。
こんな時その人の内側では何が起こっているのか…。

そうした疑問や抵抗も大切にした上で、できる範囲内からチョットずつ「からだの言い分」や「潜在意識からのメッセージ」を受け入れてみたらどうだろう?
おそらく、「自分の内側にこんな素晴らしいことが眠っていたのか」「自分にもこんな創造性があったのか」という体験をされることでしょう(といっても、オオゲサなことではないのですが。)

これは自分の潜在意識を信頼するレッスン、ともいえるでしょう。
香りは比較的容易に、リラックスした中で「からだの言い分」や「メッセージ」を聴くのを助けてくれます。
無理に言葉にして話さなくてもいいですし、
ただ香りに包まれて、その「場」にいるだけでも、何かを感じられるでしょう。
なにかイメージやメッセージを話すこと自体が、この「場」の目的ではないのです。
それらを(少しづつでも)感じられる状態を体験することが、もともとの目的です。

「ゆっくり・やさしく・マイペースで、自分の潜在意識をほどいてみる」には、何があったらいいでしょうか? どんな「場」だったらやりやすいでしょうか?
皆さんのフィードバックを活かして、今後のワークショップ等を作りますので、ご意見をどうぞお知らせください。