柵が消える…、魂の和解

「若ー貴」兄弟の骨肉の争いは典型的な例ですが、
「近過ぎて、認め合うのが難しくなってしまう関係」というのも、あるものです。
動物の仔のように絡まり合い、親しむ時代もあるけれど、
お互いを「鏡」にして対立し、葛藤し、傷つけ合うことが起こる、からです。


7/18(祝)から19(火)宇都宮の、るしえる小林君と鮎沢玲子さんのスペース「カラーズガーデン」
に行ってきました。
第1の用件は、ここでアロマの企画を作るためのミーティングなのですが、
ほかにもいろいろなことが起こって、豊かに収穫がありました。

「自分の居場所」をたしかに得て、彼は深い安堵の中で、やすらいでいた。
実際、占星術オーラソーマの独立したスペースを確保できるというのは、たいへんなことです。
そして、玲子さんという「かけがいのないパートナー」と出会えたことで、
彼の現在と将来は、これまでとその色彩をまったく変えてしまったようです。


そうした雰囲気の中で、「近過ぎて、認め合うのが難しくなってしまう関係」である小林君の求めに応じて、「香りの個人セッション」も行ってみた。
……終わってみると私の中では、「柵が消失している」ように感じられた。
今まで「私という柵」をめぐらし、「小林という柵」もあり、
これらがせめぎ合っている所もあったのですが、
……自然に無くなっている!

「相手という広がり(個性)」と「私という広がり(個性)」がただそのまま向かい合い、息づき、お互いを聴き合っている。
それは私にとって(大げさに聞こえるかもしれませんが…)「魂の和解」としか言い様が無い。
「言葉のこと」、ではないのです……。
関係の底を流れる、「和解」というゆるやかなエッセンス(本質)に、
耳をかたむけている。