マイケル・フランティ&スピアヘッドのライブーータノシメました

bun_tao2006-10-05



寝ぼけながらメ−ルをみていて、
「そうか、抽選なんだなあ…」とおもいつつ、クリックした。
なんとなく……
自分でも、当たりそうな予感がしたんだナ(笑)。


……というわけで、「モニター募集」で当選した、
”マイケル・フランティ&スピアヘッド”のライブへ、
行ってきました。



「毎晩、中東関係のニュースを観てたら
フラストレーションがたまってきたんだ。
…俺は中東で実際自分の目で中東のひとたちがどんな暮らしをしているのか
確かめたかったのさ。


最初、バグダットの道端で演奏して、
俺達の音楽を聞いてたひとたちの家に連れていってもらって、
ビデオカメラで彼らの生活を撮影した。


その後、イスラエルパレスチナ自治区へ行き、
同じことをやったんだ」
ミュージック・マガジン 2006年10月号 広川裕氏の電話インタビューから)



開演前の会場に入ると、イイ感じ〜のレゲエ・ビートが流れている。
このベースって、スライ&ロビーじゃないの?
たぶん”マイケル・フランティ&スピアヘッド”の新CD「イェル・ファイアー」だけど、
一貫してレゲエ色の濃い曲ばかり。
私としては、なんだか懐かしい、慣れ親しんだ雰囲気を
感じてしまうのです。


演奏が始まってみると……
ラップあり、ミクスチャー・ロックありで、
曲が途中でボブ・マーレーの"Get up, Stand up"になってしまうのも、
まあ、よくわかる展開ですなあ。
でもこの人ならではの親しみやすさや「こなれた」感じが、
あるようです。


「ギター1本抱えて、イラクの街角で演奏して…」
なんて聞きますと、
「手のこんだ、新手のプロモーションかも?」なんて、
うがった見方をしたくなる自分も、正直言っています。
(こういう「疑っている部分」も、ナンダロウ?)


でもこの人達の演奏を目のあたりにしていたら、
素直にハートから「何か」が、
伝わってくるようです。
レベル・ミュージック(社会派ロック)ひと筋20年というのは、
やっぱりハンパじゃないね。


ライブの最後はマイケル・フランティ自身がステージから降りて、
押し寄せてくる客とハグハグするのが、
いつまでも終わらない……
こんなことナカナカ無い、です。



久し振りに2時間以上も、デカい音量で踊るのを、
堪能しました。ワハハハ。
このライブモニター募集ももしかしたら…
マイケル・フランティの「ペイ・フィワード」
( 人から受けた厚意(親切)を受けた相手に返すのではなく、
他の誰かに違う形で、先贈りして善意を広げていくこと)
かもしれない…。


アメリカでは先に公開されているという、
彼らの中東を訪ねた様子のドキュメンタリー映画「アイ・ノウ・アイム・ノット・アローン」を、
私も見たくなりました。



●マイケル・フランティ&スピアヘッドの公式HP
http://www.spearheadvibrations.com/index.html