理想を妥協しないことーー引越しプロセスでの「気づき」から


「オレ達にハァ、で、きィィ〜る」


私がそんな風に歌いながら家探ししていたのは、
この3月から4月のことです。


かる〜い気持ちで始めた、新しい移転先探し。
一旦決めかけた物件を取り消したら……、
保証人条件等の困難もあって、
もしかしたら約2月先の〆切り以降は、住む場所が無い
ーーという事態になっていたのです。


「住む場所が、無くなるカモ……」。


それでこれほど自分がグラグラするとは、
予想してませんでした。


何の作業にも、冷静に手を付けられない。
「仕方ないから、食器でも洗おう」としても、
なんだか食器も割ってしまいそうなくらい。


「オレ達にハァ、で、きィィ〜る」ーー南條倖司さんの歌で、
そんなギリギリの自分を鼓舞して、
家探ししていたわけです。



これまでの東京・三鷹での部屋は、本当に最小限の狭さでしたので、
「せめて、もう1部屋分広くしたい」
ーーそれだけのことなんですが、
今の自分には高い高いハードルとなって、
立ち塞がっている。
自分の「チカラの無さ」を痛烈に思い知らされる体験。


それでも「自分たちの理想」を見失わないで、キープするということ。
この3月後半からの家探しは、本当にたくさんの「気づき」を
私(Bun)にもたらしてくれたプロセスでした。



●理想を妥協しない、ということ


自分のような仕事は本来なら、
都心から離れた自然の中で営むこと、なんでしょう。


とはいえ、ゲンジツ的な諸事情がありまして(トホホ)、
今の時点では田舎に行くわけにもいかないのです。
理想と現実のバランスを計りつつ、
でも可能性にオープンでもありたい。


今回の「家探し」は、そのベストなバランスを見つけるワーク
でもありました。



ホドホドの条件・物件なら、いくつもみつかるのです。
「こんなものかな〜」と
ホドホドに手頃な物件に決める前に、
チョット一服していた、まさにその時。
携帯に「メゾネット・タイプが見つかりました!」と、
不動産屋さんからの電話です。


自分たちでは可能な限りの理想の条件を並べて、
本当に満足できる物件を探していた(つもり)のでした。
メゾネット(1・2階で一軒になっているアパート)が
実は私(Bun)にとって理想だったのですが、
これは物件が少ないので、
条件にリストアップしなかったのです。


雑談の中で「ホントはメゾネットとか、いいんですけどね」と話した、
そんな小さな一言をキャッチして、
不動産屋さんは探してくれたわけです。


その足でメゾネット物件に直行。
それまでにない、私達の理想を越えた満足度の場所です。
そして現在は…ここに移転して、
快適な生活・仕事場を作ろうとしている真っ最中です。


「本音ではこれが自分の理想」なのを、あきらめなくても良いのですね。


「ついつい現実に、妥協してる自分」にも、気づかされました。
妥協イコール「生き延びる術」
になってしまいそうな、自分。


自分の「理想」をキープし続けることの大切さを、
この引越しでは学びました。


あなたの人生をずっと流れ続けている、
「自分のほんとうの理想・夢」とは、いったい何でしょう???

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●移転により、電話番号が変わりました。
IP電話 050−1453−7335


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西武新宿線西武柳沢」駅から徒歩6分です。


「引越しパーティ」の様子も、ブログでご覧になれます。
http://d.hatena.ne.jp/bun_tao/20070520/p1