こんな音楽を待っていた気がしますーー早健
「答えはいつも見つからないんだ
意味は遙か遠くで待っている
私はあるはずのない階段を
上がったり下がったりしている
逃げ回るだけの私は
一晩中月に照らされている」
早健 「標識のない街」から
「私」という言葉が、のどの奥にひっかかる。
不思議に心地よく……。
この「私」とは、ナンダロウ??
昨夜は高円寺「円盤」に「にこめのひのひ」のライブを、聴きに行きました。
これまで3年間続いた「にこめのひのひ」の、
Bitoさんや礼文島 http://bitochan.web.fc2.com/index.html
と早健が共演する、最後のライブです。
早健はアコースティック・ギターをフィンガー・ピッキングしながら、
同時にいくつものエフェクターを駆使して、
アンビエントな残響音を空間に浮遊させる。
それは形のないアンフォルメルな「何か」を、
空間から取り出して音に紡いでいるようにも、
私には見えるのです。
完成された詩、
ギターをつま弾くデリケートな音色、
フワフワ漂う残響音、
そして独特な味のある声。
CDの写真もデザインも素晴らしい。
こりゃ、マイッタなあ〜。
懐かしく……夢の内に融けてしまったように。
ハートがチト痛くなる。
ずっと以前から、こんな音楽を私は待っていたような気がする。
▼ぜひ早健の曲をここで試聴してみて下さい
http://www.myspace.com/savarecords