「春を伝える風」が街を染める日
"アンフォールド Unfold”http://www.unfold.jp/ では、
「香りの旅からの便り」という自主的メディアを送信しています。
以下の文章は、今日お送りしたばかりの
1月下旬号「『春を伝える風』が街を染める日」からです。
皆さんのご意見・ご感想をお知らせいただけると、ウレシイです。
どうぞ、よろしく!!
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「春を伝える風」が、吹き始める日があります。
街路樹は葉を落とし、
街はまだ寒々しい冬の装いですが……
ある日「春を伝える風」が吹いて、
やわらかい光のベールで街が「かすかに」、
包まれたようにも見える。
そんな「春を伝える風」の香りをたどっていくと……
大きな紅梅の樹がありました。
幹線道路から引っ込んでいて見えない裏側に、
高さ5m以上もある立派な紅梅の樹。
何よりも早く「春のきざし」を知らせるように
ツボミを開き、梅の花の香りを広げています。
紅梅はおおむね白梅に比べて香りも強く、
どちらかといえば野性的な程に濃厚に、香るようです。
1月下旬から2月上旬、毎年私はこの紅梅の樹の下に来て、
冬の寒さの中でも春の先駆けを感じてきました。
東京・武蔵野の街中でもこんな風に、
自然の生命力が芽吹き、息づいているのです。。
やがて白梅やコブシ、そして桜と……、
花の開く様子で本格的な春へと、季節が移っていくのがわかります。
これらの花々が開く過程は、年によって変わるもので、
比較的順調に咲いて、それぞれの花と香りを堪能できる年もあれば、
なかなか梅が咲かずに、ほとんど桜と同時期に開く年もありましたね。
今年はどんな風に咲いて、春の訪れを知らせてくれるでしょう?
●都会にいても、ネイティブの魂を
現代の都会に住んでいても、自分の「内なるネイティブ・ピープル(先住民文化)の魂」を感じ・生きることはできるのではないでしょうか?
こうして、風の匂いから「季節」の変化を敏感に感じることもできますし、
ビルのオフィスからでも、流れていく「雲」を見上げることができます。
仕事帰りでも夜空を見上げれば、そこには「月」があり、
新月から満月へ、さらにまた新月へと循環しています。
夕方には街並みやビルの谷間に、
オレンジ色に輝く「太陽」を見ることができます。
意外に身近かな所、庭の隅や道端に「ヨモギ」が自生していたりしますし、
そこが排気ガスにまみれていない場所なら、
少しちぎって口に含み、
その苦さで口を洗うこともできるかもしれない。
「花鳥風月」や環境を身体で感じ・味わうことは、その本質において、
「ネイティブの魂」が本能から噴き出し・現われているーー
とも言えるのではないでしょうか。
あなたがその気にさえなれば……都会に住んでいても、
「ネイティブの魂」を甦らせることができるでしょう。
遠く遡れば……日本の先住民である「縄文人」の血が、
私達にはつながっているはずですから。
こんなライフ・スタイルがこれからもっと広がって行く……
私にはそんな予感もしています。
現代だからこそ再生する、ネイティブの魂を持った生き方のビジョン。
「シャーマニズムは人間の具体的な身体や無意識や自然についての経験を
ベースにして生まれた、自然な叡知の形態だ。
……そういうシャーマニズムを、新しい現代知としてのシャーマニズムに
生まれ変わらせることはできないものだろうか。」
中沢新一 「シャーマンの世界」創元社刊 から
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"アンフォールド Unfold(アロマ・カウンセリング研究会から改称しました)”を始めた当初のコンセプトは、
「香りを手がかりに意識の「死と再生」を体験できます」でした。
つまり、先住民文化の背景であるシャーマニズム(あるいはアニミズム)を、
現代にも生きる叡知として、ホリステックなアロマテラピーと繋げることが、
"アンフォールド Unfold”の原点にはあります。
この度2/2土曜に、「アロマで意識変容体験」ワークショップ(基礎編)をピュアハート・クラブさんのご協力もあり、行なうことになりました☆
これまで約8年間積み重ねてきた研究や実績の、いわば「決定版」です。
リーズナブルな参加費2000円ともなっておりますので、この機会にぜひぜひご参加下さいね!!
▼詳しくは "アンフォールド Unfold”HPをご覧下さい
http://www.unfold.jp/workshop/ws-henyou0802.index.html
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