絶望を乗り越えて、生き残るーーマンガ「絶望に効く薬」から

絶望に効くクスリ―ONE ON ONE (Vol.1) (YOUNG SUNDAY COMICS SPECIAL)

絶望に効くクスリ―ONE ON ONE (Vol.1) (YOUNG SUNDAY COMICS SPECIAL)


絶望に効く薬というマンガと出会ってから……毎晩のように、これを寝る前に読んでいます。
自分の「根元」を思い出すようで、タノシクて、
同時にハートがビリビリ感じています。
BOOK・OFFでそろえられるだけ全部の在庫をまとめ買いして、
枕元に積み上げてある。


漫画家の山田玲司さんが、それぞれ独自な人生を確立されている方々
みうらじゅんさん、関野吉晴さん、宮藤官九郎さん、町田康さんなど…)
にインタビューして、
マンガと文章とで構成した読み物。
副題には、「One on One 革命的対談漫画」と書かれています。



年間3万人を超える……ということは、1日100人が自殺する、
私たちの国、ニッポン。
子殺し、親殺しの事件も毎日のようにニュースとなって、延々ときりがない。
それは子供たちがニッポンの社会や大人に対して、
「希望を持てない」「絶望している」表現、ともいえるでしょう。


この「絶望」って、何だ??
絶望に効く薬(以下、「絶薬」と略します)を読んで、
あらためて「絶望」について、おもったのです。




私の場合は16歳の高校に入った春休みに、
最初のひどいウツ状態に入り、
高2の中間まで、同級生ともほとんど話できなかった。
まったく「灰色の砂漠」みたいな高校時代で、
あれが「絶望」というなら……
確かにそうだ。


「絶薬」を読んでまずわかるのは、
まともな感受性を持っていれば、このニッポンに「絶望」するのはむしろ自然ーーということ。
インタビューに登場される方々のほとんどが、
最初に「絶望」を体験し、
それを越えて、オリジナルな人生を歩まれているのですね。



「絶望」は「始まり」なんだ。
ここから「自分の人生」という旅をスタートしたら、いいのだ。



うまく行かない時もあるだろう…
(ってゆーか、これも私自身の現状ですね〜。苦笑)。
「行動」しても、また「絶望」の壁にぶつかるかもしれない。
けれどその「壁」は、ひとを成長させるもの。
だから「絶望」があって、いいんだよ。
「絶望」は繰り返し訪れるかもしれないが……
それでいいのだ。



この瞬間に、未知なエネルギーの塊が、
(あるいは「魂」とも言えるかもしれない)
私の内で立ち上がっているようだ……。



始まりに「絶望」があったことを、私も忘れないようにしよう。
やがてこれが自分から消えている……時も来る。
それも良いでしょう。
「絶望」が無くても良し、あっても良し。



この社会や大人達に「絶望」を感じる感受性は、自然だ。



高校時代の私を振り返れば……
「絶望を乗り越えてどう生きるか」を教えてくれる、
年上の先輩は身近に皆無だった。
(イヤ、「教えてくれる」までもなくても、
対話してくれる相手が欲しかったですね。)



マンガ「絶望に効く薬」は、それを教えてくれる。
自分の内に「絶望があった」ということから眼をそらさない姿勢が、
「どう生きるか」という道を切り開いて、
きざしの光が射してくるようだ。



☆★☆



「絶薬」からは、「ありのままの自分」をそのままに表現するーー
カッコ悪い部分も、ぶつかっている「壁」もーー
ことの大切さも教えられているようです。



そうですね〜〜。
それぞれが「ありのままの自分」を出していい「場」「空間」を、
私のワークショップなどでも作りたいものです。



●「新月と香りの会――ふたご座の新月」6/5(木)夜7時から
http://www.unfold.jp/newmoon/newmoon.index.html
月の「リズム」や「ヴァイブレーション」を感じながら、
アロマの香りを手がかりに、
やさしいメディテーション(内観/瞑想)します。


最初に、ふたご座を象徴する「ホーリー・バジル」の精油でグループ・メディテーションする予定です。
大地を感じさせるこの香りは、あなたにエネルギーを充電してくれるでしょう!


8名までの限定少人数制ですが、まだ参加ワクに余裕があります〜〜。
関心をお持ちの方は、ぜひぜひご参加いただけますと、ありがたいです。
詳しくは、”アンフォールド”HPをご覧下さい
http://www.unfold.jp/newmoon/newmoon.index.html