チベットに「魂の故郷」を感じている皆さんへ☆「聖地チベットーポタラ宮と天空の至宝」展の問題点とは



●2009年9月18日聖地チベット展プレス内覧会「チベット人は存在しない」



●Tendorから日本のチベット支援者へのメッセージ



チベットに「魂の故郷」を感じている人々へ、お伝えしたい。


私自身は、チベットと同時に、
毛沢東氏や中国共産党による中国革命や「長征」の歴史を尊敬している者ですが……
現在開催されている「聖地チベットポタラ宮と天空の至宝」展には、
大きな疑問を感じないわけにはいかないのです。



「聖地チベット」展のHPをご覧になればわかりますが……
このHPでも実際の展覧会の内容でも、
チベットが中国政府側によって一方的に侵略・迫害されてきた歴史について、
触れられていないようです。


こうした侵略と迫害は現在も続けられており、
数1000人単位での虐殺や不当逮捕、拘留、
チベット独自の文化の破壊が進行してるようです。



日本でチベットの文化が紹介されること自体は、良いことでしょうが、
中立的な立場で「実際にあった歴史」を紹介できないーー
ということは、どういうことなのでしょうか???


せめても日本の地において、
中国政府側とチベット人側が「ひとつの同じテーブル」で話し合い、
お互いを理解しようとすることは、出来ないのでしょうか???


とても残念なことです(涙)。



「聖地チベットポタラ宮と天空の至宝」展は、2004年よりアメリカ数都市とヨーロッパを巡り、
2009年現在、日本各地を巡回しています。


おそらくこの展覧会は、亡命チベット人ダライ・ラマ法王によって世界各地で行くなわれている、自由なチベットを希求するキャンペーンに対抗し、
チベット支配を正当化するための中国政府側の、長期戦略に基づいた政治宣伝として進められているのでしょう。



昨年のニューヨークのティーチングで、ダライ・ラマ法王はこう話されたそうですーー
イラク戦争を政府が始めたとしても、それを国民が支持するのか反対するのかで、全く違って来る。
あちこちで戦争が続いて行く世の中でも、それに反対する人が増えて行き、
反対運動が大きくなって行けば、世の中が変わって行く。
そうやって、人々の手で世界を変えて行かなければならない。
ただ祈るだけではダメだ。行動を起こしなさい。」と。



また、「『聖地チベットポタラ宮と天空の至宝』展に講義する国際連盟」のHPでは、こう呼びかけていますーー
「どんな規模でも良い。
何もしないよりは絶対にした方がいい。
(略)私たちには、もっともっとできることがある。」



……そんなこんなで、ほんとうに微力ですが私も、
「聖地チベットポタラ宮と天空の至宝」展の問題点について、ここに書いてみました。
とはいっても「政治」というのは、
1枚も2枚も3枚も「裏側」があって、
簡単ではないものですが……。


●詳しくは、「聖地チベットポタラ宮と天空の至宝」展に講義する国際連盟HPをご参照下さい http://seichi-tibet.com/


●楽真琴(ささ・まこと)「雪の下の炎」監督のブログ
http://fireunderthesnow.blogspot.com/2009/09/blog-post.html


●英ファイナンシャル・タイムス紙のチベット展に関する記事より
http://seichi-tibet.com/news/2009/08/f-times/


●IAATE( International Alliance Against "Tibet: Treasure from the Roof of the World" Exhibition!)@twitter
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藤田理麻さんのブログ
http://rimafujita.blogspot.com/2009/07/treasure-of-tibet.html
http://rimafujita.blogspot.com/2009/09/tibet-belongs-to-tibetans.html