「なぐさめ」を越えて、勇気を持って・シェアすること

セラピーや癒し、ヒーリングについて、とても重要で基本的な原則について、お伝えしたいのです。


私は、アロマをもちいたカウンセリング(対面セッション http://www.unfold.jp/fwd3/session)から始まって、
エッセンシャル・オイル(精油)を材料にした香水ブレンド http://www.unfold.jp/fwd3/kozin まで、
さまざまなメニューで仕事を作っています。


ここで誤解されやすいのですが……
「香りをかぐだけで、心が癒され、新しい自分になることをできる」ーー
と、私は主張しているわけではないのです。


アロマ香水作りをするだけで、
とても深い心の癒しが起こるーー
と、主張してはいないのです。


時々、誤解されやすいポイントなので、
ここを明らかにしておこうと思います。



●例えば、香りをかいでいて、
「かなしみ」の感情が自分の内にあると、気づいたとします。
そうしたら、この感情を
(できる範囲でいいですので……)
じっくりと体験することを私はおすすめしています。



すると内観・洞察がうまれてきて……



「自分は、愛情を充分に受けてなかった」
と、気づくかもしれない。



これもじっくりと体験すると、
内観・洞察が深まって行き……



愛情を求めて泣いている、
内なる子供(インナー・チャイルド)が自分の中に存在しているのに、
気づくかもしれない。



そして、沢山の涙を流します。
今までおさえてきた、
沢山の涙があることに気づきます。



……やがて、



「かなしみ」が解き放たれつつあるのを、感じます。
涙と共に、不思議に心が軽くなっている。



そして、内観・洞察を続けていると……



自分の内に、「愛情を与えられる自分」もいることに気づきます。
内側から自然発生的に、愛情を与えられる自分がいる。
「そんな自分を生きてみよう」
と、新しい決意が生まれるかもしれません。



ここまでを「癒しのプロセス」と、私は考えます。
最初の「かなしみ」をなぐさめるだけでは、
「癒し」の入口の入口であるでしょう。



●そのためには「勇気を持つこと」「オープン・マインドでシェアリング(分かち合いの対話)すること」が大切
ーーと、私の講座やワークショップでは毎回お伝えしています。


・勇気を持って、あるがままの自分と直面すること。


・(できる限りでいいので)オープンな気持ちで、ひとに話しかけ・耳を傾けて聴くこと。



アロマのワークやハコミセラピーの長所は、
この「あるがままの自分と直面する」のを、優しくやりやすくなることなのです。



自分をなぐさめることを(時には、これも必要な場合もありますが)
「勇気」を持って越えましょう!!
ここから、本来の「癒しのプロセス」が始まります。


対処療法的に「なぐさめ」を求める段階を越えて、
自分の内にたしかに存在する「勇気」にアクセスしましょう!!